MARVEL好きの筋トレ好き

キャプテン・アメリカを目指して日々筋トレに励む。経験したことで役に立ちそうな情報を発信していきます!映画とゲームも好き

【ブラック企業】田舎の職場に蔓延する暗黙のルール

高校や大学を卒業したら、多くの人に待っているのは「就職」だと思います。

やりたいことをそのまま仕事にできる人は問題ありませんが、おそらくそんな人は少数派です。

そこで選択肢の1つとして出てくるのが「とりあえず地元で就職しよう」です。


「生まれ育った所が好きだから」
そんな気持ちだけで就職してしまうと、そしてそこが田舎だった場合、とてつもなく後悔してしまうことになります。

もちろん全ての場合に当てはまるわけではありませんが、私が安易な気持ちで地元に就職してしまい、そこで味わった恐怖をお伝えしましょう。


f:id:meitorikusu:20190831162404j:plain

恐怖1:定時の概念が圧倒的希薄

田舎のことに限りませんが、うちの職場は定時に帰ることは希でした。


特に繁忙期でもなく、急いでやる事はないはずなのに上司を含め皆帰ろうとしません。

しょうもない雑談ばかりしています。


「こうやってコミュニケーションを取っていくのか。でも仕事が終わった後じゃなくて仕事の合間で息抜きを兼ねてやれば良いのでは?」


私は仕事が終わったらさっさと家に帰ってゲームしたり映画観たりしたいなと思いながらも渋々付き合っていました。

極端に遅くなることはありませんが、30分~1時間くらいは帰るのが遅くなります。


雑談も全て自分に対して話かけてくるわけではない、しかし帰れない空気。

どうせ帰れないなら明日の仕事を少し進めておこうと仕事をしていることもありました。



皆が雑談に興じている間に仕事をこなしていると、同じようにしている先輩もいました。

何日もそんな日が続いていたので、さり気なく先輩に聞いてみました。

「すみません、これって仕事している人は残業代出ないんですかね・・・?」

すると

「え、残業代ほしいの?w」



この時、私の中で「転職」という考えが頭をよぎりました。

どうやら、そこに皆でいるということ自体がこの職場の美徳になっているようでした。

しかし当時は入社して数ヶ月、その判断を下すのが正しいのかどうか分からず、結局4年後に決断することになります。



恐怖2:噂がすぐに広がる

「〇〇課のAと△△課のBは付き合ってるらしいよ」

本人達が言ってなくても、すぐにこんな噂が広がります。

おそらく休日に一緒に出掛けているのを見られたのでしょう。

田舎なので、休日に行くところなんて限られています。

なのでしっかり見られています。

そして飲み会の場で酒の肴になります。


「今どんな感じなん?どこまでいったん?ww」


ほっとけよ、思います。



また別の噂では
「あいつ、いつも始業開始ギリギリに来るらしいよ」


子育てや親の介護など、人の家庭事情は様々です。

ほっとけよ、と思います。


恐怖3:飲み会の頻度が多過ぎる

「来週飲み会あるからなー」

日付はまあ良いとして、曜日は・・・月曜日!?

そしてダラダラと3次会までもつれ込み、気が付くと0時過ぎ。

そんな飲み会が月1~2の頻度であります。


飲み会自体の存在意義は否定しません。

酒は好きではないですが、歓送迎会や忘年会などで普段話をしない人との交流をはかることは良いことだと思います。


ただ、やたら高頻度でやるのはクソです。

早く帰って家で自分の時間を過ごしたい人がいることを考えもしないのでしょう。


以前耐えかねて、二次会の前にこっそり抜けて出したことがありました。

すると翌日、先輩から内線が入り呼び出され、説教を食らいました。

「皆最後までいるんだからお前もいるべきだろ」
「俺だって帰りたいときはあるけど、頑張って最後までいるんだぞ」

こういうことを普通に言ってきます。

完全に洗脳されているとしか思えません。

そして恐怖2で述べたように、「あいつは飲み会で最後までいない付き合いの悪い奴」という噂が流れてしまいます。



転職してからの飲み会はほぼ全て出席しています。

年に3回ほどで、遅くても9時前に解散、開催は金曜日。

これぐらいが私にとっては妥当で、まだ飲みたい人は集まって有志で二次会に行くという理想的な形です。


若者を強制参加させるという悪習は、田舎という狭い社会では特に顕著です。


恐怖4:休日という概念が圧倒的希薄

「土日は自治会と合同で山の草刈、来週は花壇に花植えるから参加してね」


これらは土曜日や日曜日の早朝から行われ、終わるのは大体12時くらいです。

そしてとんでもないことに、自治会を引率する職員として(仕事として)参加させられながら、残業代は一切出ないことです。


貴重な休日を潰された挙句タダ働き、こんなひどい話はありません。


全て参加するのはあまりにもバカバカしいし、実際休日に予定が入っていることがあるので欠席のときもありました。

そうすると恐怖2、噂が広がります。


言いたい奴には勝手に言わせとけば良いとも思っていましたが、あまりにも狭い社会なので仕事にも悪影響を及ぼしかねません。


この手の行事をやるときは「ボランティア行事だからな」というような文言をよく使われます。

「ボランティア」を自発的な行動ではなく、ただの無報酬労働という解釈をしているのでしょう。


自治会員の一人として参加するならともかく、職員として仕事として参加するのならばある程度の措置が必要です。

無報酬でプロ意識が芽生えるはずがありません。






これらの恐怖を体験して

在職中に1年ほど勉強し、転職に成功しました。

私の退職を筆頭に、同年代の多くが転職したらしいです。

やはり皆疑問に思っていたのでしょう。

働いているとはいえ、もう少し自由になるべきです。



4年間もこんなクソみたい職場にいましたが、ある意味では良い勉強になりました。



ちなみに今の職場では休みも取りやすく、快適な日々を過ごしています。

もちろん変な奴も0ではないですが、それは可能な限りスルーしていくしかないですね。


ブラック企業を調子に乗らせないためには、もっと多くの人が転職という決断をくだしても良いのではないかと私は思います。