【国産】BCAA3種類の味を飲んでみた【ULTORA】
「トレーニーにおすすめされる物として”BCAA”という名をよく聞くが、具体的にどういう効果があるのだろうか。飲み心地や味等もどうなっているのか知りたい」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
この記事を書いている私は筋トレ歴16年、プロテイン愛飲歴2年半です。
筋トレの効果を最大限出すためには、トレーニングの他に適切な栄養摂取も欠かせません。
そんな中、”プロテイン”は一般的にも広く知られるようになった一方で、”BCAA”はまだあまり知られていないような印象です。
あるいは、聞いたことはあるが”BCAA”がどういう物なのかよく分かっていないという方が多いのではないでしょうか。
今回はBCAAがどんな物でどういう効果があるのか、そしてどんな味がするのか等を実際に私が飲んだレビューを基に紹介していきます。
BCAAの概要と効果
BCAAとはBranched Chain Amino Acidの頭文字を取ったものです。
具体的には、9種類ある必須アミノ酸のうちのバリン、ロイシン、イソロイシンの3種類が該当します。
必須アミノ酸は体内で合成することができないので、食事等で外から取り入れなければならないとされています。
効果としては、主に下記のとおりです。
・筋肉合成
・筋肉分解の抑制
BCAA摂取の注意点
つまりトレーニング中にBCAAを摂取することで、筋肉の分解を抑えながら筋肉の合成を促進すため、効率の良いトレーニングが可能になります。
ただし、これは体内の栄養が既に十分満たされていることが条件であり、空腹状態で摂取すると逆効果になる恐れがあります。
なぜなら、BCAAは筋肉に対する信号を発するだけで、筋肉の材料となるアミノ酸が含まれていないからです。
例えば、腕の筋肉をつけるためにBCAAを摂取しても空腹(=栄養枯渇)状態であれば、腕の筋肉をつけるための材料を”脚の筋肉を分解することによって補う”ということにもなりかねません。
トレーニング中にBCAAを摂取する際はトレーニング1時間前にホエイプロテインを飲んでおくこと、または2~3時間前にたんぱく質20g以上含んだ食事を取っておくことを忘れないようにしましょう。
EAAとの違い
BCAAはEAAと比較されがちなので簡単に説明しておくと、BCAAが3種類の必須アミノ酸を指すのに対して、EAA(Essential Amino Acids)は9種類全ての必須アミノ酸を指します。
この9種類の必須アミノ酸は全て体内で合成することができないもので、この中にはBCAAのアミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンも含まれています。
残りの6種類の必須アミノ酸はリジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、ヒスチジンと呼ばれる物で、これらは筋肉の材料になるアミノ酸です。
つまり、EAAはBCAAを含みつつ筋肉の材料となるアミノ酸も含んでいるため、基本的にEAAはBCAAの上位互換と言えます。
ただし、あくまでも筋肥大に関しての話であって、バリン、ロイシン、イソロイシンの含有量はEAAよりBCAAの方が多いため、運動のパフォーマンスを上げる目的ならBCAAの方がむしろ良いかもしれません。
値段については含まれるアミノ酸の種類に比例してEAAの方がBCAAより高価になっているので、筋肥大を目指すならEAA、運動中のパフォーマンスを上げるならBCAAというように使い分けると良いです。
ULTORAの3種類の味を飲んでみた
今回飲んでみたのは”株式会社ULTORA”(以下「ULTORA」とする)によって開発されたBCAAです。
ULTORAの売りは何と言っても人口甘味料・合成着色料・保存料の不使用、そして国内製造という点です。
国内製造の良い点としては、問い合わせ時のレスポンスが早い、注文から商品到着までが早いというのも大きいです。
私の場合、海外産の不良品を返品する際の問い合わせのやり取りで1週間、商品到着まで1週間、合計2週間かかったことがあります。
更に、製造工場についてもISO9001認定(※)を受けた優良な工場で行っているとのことなので、安全性は高いと考えられます。
※概要 | ISO 9001(品質) | ISO認証 | 日本品質保証機構(JQA)
しかし、人口甘味料・合成着色料・保存料については使っていないから安心して飲めるという点は評価できるとしても、美味しく飲めるかどうかは別問題です。
というわけでレビューに移ります。
味を10段階評価していき、10に近いほど良いという指標です。
マスカット風味
マスカットのパッケージ。
この時点でマスカットの匂いがします。
味<10/10>
・マスカットの味と匂い
・めちゃくちゃ甘いわけではない
・後味に少しだけ苦みあり
・既製品に例えるなら”そのまんまマスカット”というガムの味
レモン風味
レモンパッケージ。
色は白くて、この時点ではあまり匂いはしません。
味<9/10>
・レモンのような酸味が強め
・甘くて飲みやすい
・後味は甘味が少し残る
・既製品に例えるなら”ハイレモン”というお菓子を液体化したような感じ
ブラッドオレンジ風味
濃いオレンジ(ブラッドオレンジ)のパッケージ。
粉はほんのりオレンジがかっています。
味<9/10>
・オレンジのような味
・甘さは控えめ
・後味に少しだけりんご風味と酸味あり
ランキングをつけるなら
正直な話、3種類とも美味いです。
どれもさっぱりすっきり系なので、まさにトレーニング中にはピッタリの飲み心地です。
強いてランキングをつけるなら下記のようになります。
第1位:マスカット風味
第2位:レモン風味
第3位:ブラッドオレンジ風味
どれが1番かと言えばマスカット風味になります。
ただ、もしマスカット風味を購入しようとして
「マスカットが売り切れてしまってレモンとブラッドオレンジしかありません」
と言われたとしても、喜んでレモンかブラッドオレンジを買うと思います。
そのくらい、この3種の味は差がなくて美味いです。
飲み方・摂取タイミングについて
・飲み方による味の調整について
パッケージ裏面に書いてある「水400~500mlに対してスプーン2杯」という飲み方で問題ありません。
私は濃い味が好きですが、水400mlで割って味が薄いと感じたことはありません。
トレーニングを少し長くする場合、水を600~700mlにしてスプーン3杯(約18g)にしています。
あまり多く取り過ぎると下痢をする恐れもあるので、1度に摂取するのはスプーン3杯までにしておくと良いと思います。
念の為ですが、BCAAを牛乳で割るのは絶対にやめましょう。
アミノ酸まで分解されて体内への吸収が早くなっているのがBCAAの良い所なのに、牛乳で割ると体内への吸収が遅くなってしまいます。
・摂取タイミングについて
基本的にはトレーニング中1択だと思います。
お腹が空いた時の間食に飲みたいという時は、プロテインかEAAの方が理にかなっています。
上でも述べましたが、BCAAは筋肉合成のシグナルを出すのが主な役割であるため、お腹が空いた時(=栄養枯渇時)にBCAAを飲むと一部の筋肉を分解して一部の筋肉を合成するということになりかねないからです。
ただし、食事後(=栄養補給後)1~2時間の間食でBCAAを飲むのであれば、ある程度の効果は見込まれます。
食事後3時間以上になると、プロテインやEAAで栄養を再度補給した方が良いと思います。
まとめ:ULTORAのBCAAはどれも飲みやすく、特にマスカット風味がおすすめ。摂取タイミングはトレーニング中が効果を発揮しやすい。
BCAAは、 プロテインや食事等で栄養摂取ができている前提で飲む物です。
なので、栄養摂取後に行うトレーニング中に飲むのが最適なタイミングになります。
トレーニング中に普通の水を飲むよりは、BCAAを混ぜて摂取した方がトレーニングの質は向上します。
もちろんBCAAを飲むことで
「ベンチプレスのMAXが100kgだったのに150kgにまで伸びた!」
「腕周りが30㎝から40㎝になった!」
と、短期間で劇的に変わることはありません。
しかし1回1回の小さな積み重ねで、2~3年後には大きな差になっている可能性は十分あります。
今回紹介したULTORAのBCAAはどれも美味しく飲めたので、BCAAを試してみたいと思っている方は、ULTORAで試しに購入してみるのも良いかもしれません。
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