【国産】スロープロテイン３種類の味を飲んでみた【ＵＬＴＯＲＡ】

「プロテインの中でもいくつか種類があって、”スロープロテイン”という物があるらしい。普通のプロテインと何が違うのだろうか。飲み心地とか味とかがどうなっているのかも知りたい」

こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

この記事を書いている私は筋トレ歴16年、プロテイン愛飲歴２年半です。

私がこれまで飲み続けてきたプロテインはいわゆる”ホエイプロテイン”であり、今回初めて”スロー（カゼイン）プロテイン”なる物を飲んでみました。

一般的にプロテインと呼ばれる物の多くが”ホエイプロテイン”のことを指すため、”スロープロテイン”はあまり聞き慣れないかもしれません。

どちらもたんぱく質を補給するという根本的な目的は同じであるものの、それぞれで微妙に違った効能を持っています。

今回はその効能の違いと、実際に飲んでみた感想を中心に紹介していきます。

ホエイプロテインとスロープロテインの違いとは？

ホエイプロテインが牛乳の液体部分から作られるのに対し、スロープロテインは牛乳の固体部分から作られます。

このことから、ホエイプロテインは体内の吸収スピードが早く、約１時間で体内に吸収されるようになっています。

これに対して、スロープロテインは体内の吸収スピードが遅く、約７時間かけて体内に吸収されるようになっています。

例えばトレーニングの前後でたんぱく質を素早く吸収させたい場合はホエイプロテイン、ダイエット中の間食や就寝前の栄養補給等で腹持ちを良くさせたい場合はスロープロテインと、それぞれで飲む目的とタイミングが異なります。

株式会社 ULTORAとは？

今回飲んでみたスロープロテインは、株式会社 ＵＬＴＯＲＡ（以下「ＵＬＴＯＲＡ」とする）の製品になります。

この会社の特徴としては、まず人口甘味料・合成着色料・保存料が使用されていないという点です。

いずれも摂取し過ぎなければ問題はないとされていますが、摂取しないのに越したことはありません。

特にスロープロテインのメイン目的となり得るダイエットでは継続的な摂取が必要であるため、不要な物が少ないほど心理的な抵抗は低くなります。

そして次に挙げられる特徴としては、日本国内で製造されているという点です。

国内産だから絶対安心というのは短絡的な考えかもしれませんが、昨今では毒や虫等を混入させている国もチラホラ聞きます。 

そういう意味では、口に入れる物に関しては国産の方がより安心度が高いと考えられます。

あと単純に国内製造の良い点としては、問い合わせ時のレスポンスが早い、注文から商品到着までが早いというのも大きいです。

私の場合、海外産の不良品を返品する際の問い合わせのやり取りで１週間、商品到着まで１週間、合計２週間かかったことがあります。

そして製造工場についても、ＩＳＯ９００１認定（※）を受けた優良な工場とのことです。

※法令遵守やリスクマネジメント等がしっかりしていますよという証。詳細はリンクにて　概要 | ISO 9001（品質） | ISO認証 | 日本品質保証機構（JQA）

ＵＬＴＯＲＡの３種類の味を飲んでみた

ただ結局のところ、美味しくないと飲み続けることはできません。

なので、実際にどんな味がするのか水に混ぜて飲んでみました。

泡立ちとダマは気にならないレベルだったので、味のみを10段階評価していきます。

数値が10に近いほど良いという指標です。

ブルーベリー風味

 ブルーベリーたっぷりのパッケージ。

ほんのり青っぽいですが、白が基調です。

味〈6/10〉 

・ブルーベリーをすり潰したような味

・あっさりというよりはドロっとした感じ

・全体的に味は薄め

・後味に少し酸味がある

・薬品のような後味は一切なし

カフェラテ風味

カフェラテという感じのパッケージ。

ほんのり茶色がかっています。

 味〈8/10〉

・少し薄目のカフェラテいう味

・ホットで出されたらプロテインと気付かないかも

・甘さはあるが、甘過ぎずに飲みやすい

・後味に少しだけ苦味あり

・薬品のような後味は一切なし

黒ゴマきなこ風味

黒ゴマアイスのようなパッケージ。

全体的に黒目の色。

味〈9/10〉

・ゴマ風味のきなこ味

・意外にあっさりしていてゴクゴク飲める

・某社の黒ゴマ風味は「消しゴムみたいな味」とレビューされていたので心配だったが、普通にうまい

・薬品のような後味は一切なし
 

ランキングをつけるなら

筆者的ランキング

味の点数を見れば想像つくと思いますが、甘党の私がランキングを付けるとすれば下記の通りになります。

第１位：黒ゴマきなこ風味

第２位：カフェラテ風味

第３位：ブルーベリー風味

ただ人口甘味料を使っていないだけに、味が全体的に薄いかなという印象でした。

もう少し味が濃ければ、それぞれの点数は更に上がっていると思います。

筆者の妻的ランキング

ついでに妻にも飲ませてみました。

妻は私ほどの甘党ではないので、私のランキングとは異なるものになっています。

第１位：ブルーベリー風味

第２位：黒ゴマきなこ風味

第３位：カフェラテ風味

妻は酸味のある味が好きなので、ブルーベリーが第１位となっています。

また妻は専門店でラテやコーヒーを飲むことが多いので、それに比べるとプロテインのカフェラテは少し違和感があるとのことでした（当然と言えば当然ですが）。

黒ゴマきなこについては「もう少し味が濃ければもっと良かった」と、私と同じ意見でした。

３つの味の中でのおすすめは、両者で第１位と２位にランクインしている黒ゴマきなこ風味になります。

飲み方・摂取タイミングについて

・飲み方による味の調整について

繰り返しになりますがＵＬＴＯＲＡのプロテインは人口甘味料が入っていないため、全体的に味は薄目です。

パッケージ裏面に書かれているように「150～200mlに対してスプーン２杯」で飲むと、少し薄味に感じるかもしれません。

なので、濃い味が好きな人は「150～200mlの水に対してスプーン３杯」で飲んでみると丁度良い感じになると思います。

粉末の量を増やしたくない（スプーン２杯のままが良い）場合は、水を100mlに減らしても良いかもしれません。

私の場合は濃い味が好きでたくさん飲みたいので、「250mlの水に対してスプーン４杯」で飲んでいます。

これも濃さ的には良い感じです。

ちなみに牛乳で飲むのは個人的におすすめしません。

理由としては、

・スロープロテイン自体が牛乳をろ過して作られているので、それをまた混ぜて元に戻すのはナンセンスであること

・牛乳と混ぜることで脂質等の栄養分が増えて体内での吸収が遅くなること

・体質によっては、お腹を下しやすくなること

 等が挙げられます。

・摂取タイミングについて

スロープロテインはホエイプロテインと違い吸収が遅いので、トレーニングの前後に飲むのはおすすめしません。

なぜなら、ホエイプロテインが１時間程度で吸収されるのに対し、スロープロテインは７時間前後で吸収されると言われているからです。

トレーニングの前後はたんぱく質を素早く吸収させなければならないため、ホエイプロテインを飲みましょう。

逆に言えば、吸収が遅いということは腹持ちが良いということなので、スロープロテインは減量に向いていると言えます。

ゆえにスロープロテインは、私は下記のようなタイミングで摂取するようにしています。

①起床直後

②昼食を終えて数時間後

③就寝60分前

ただし②については、トレーニングを行う日はホエイプロテインに変えています。

また③については、夕食を沢山食べた日にスプーン４杯分飲んだら胃が張って夜眠れなくなったことがありました。

なので、就寝前は”スプーン３杯以下”にしておくと良いでしょう。

ちなみにトレーニングをしないダイエット目的の方なら、①と③だけでも十分効果があると思います。

まとめ：ＵＬＴＯＲＡのスロープロテインは人口甘味料不使用のため味が薄いが調整は可能。黒ゴマきなこ風味がおすすめ。

味が薄いということは、裏を返せばすっきり飲めるということです。

濃い味が好きなのであれば、粉末の量を多くすることで調整は可能です。

健康のためにプロテインを飲んでみたいけど人口甘味料の味が嫌でプロテインを敬遠していた方には、ＵＬＴＯＲＡ（https://ultora.co.jp/）のスロープロテインを試してみる価値はあると思います。

ちなみにダイエットではなく、筋肥大が目的なら基本的にホエイプロテインの方が効果は高いと思います。

ただし、スロープロテインはゆっくり吸収されるという唯一無二の特徴があり、体内のアミノ酸濃度を長く維持してくれます。

体内のアミノ酸濃度を長く維持してくれるということは、就寝60分前に摂取することで、栄養補給のできない睡眠中の筋肉分解を長く抑えてくれるということになります。

よって就寝60分前の摂取に関しては、筋肥大目的の方であってもスロープロテインの方がホエイプロテインより優れていると言える可能性はあります。