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【気分は軍師】ポケモンとは駆け引きと読み合いのゲーム

ポケットモンスター、略してポケモン

 

名前的に子供向けゲームのイメージが強いですが、実は大人もかなり楽しめます。

 

私が子供のときは色々な種類のポケモンを捕まえ、それらを強く育て上げてストーリーをクリアするという風に楽しんでいました。

 

おそらく今の子供たちも同じような楽しみ方をしていると思います。

 

しかし、大人の楽しみ方は少し違います。

 

ストーリーをクリアするまでは同じですが、そこから更に先があります。

 

 

まず大人はポケモンの育て方が子供のそれと異なり、理論値で最強のポケモンを作り上げます。

 

そして対戦が好きな人はそのポケモンを使って対戦し、最強のトレーナーになることを目指します。

 

対戦では、様々な要素が絡んでくるので読み合いと駆け引きが発生します。

 

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対戦にあまる興味のない人はブリーダー道を極めるため、理論値最強のポケモンをひたすら量産します。

 

大人は論理を突き詰めることが大好きなのです。

 

 

 

理論値最強ポケモンとは

ポケモンにはHP(体力)、攻撃、防御、特殊攻撃、特殊防御、素早さの6つの能力があります。

 

この6つの能力にはゲームの表記上では見えない数値(以下「個体値」とする)が割り当てられていて、その数値が0~31の32段階まであります。

 

個体値0というのは全く能力がないというわけではなく、レベルアップ時に能力実数値が極端に上がりにくいというイメージです。

 

逆に個体値31はレベルアップ時に能力実数値が上がりやすいというイメージです。

 

つまり、全ての能力の個体値が31であるポケモンは理論値最強のポケモンということになります(あくまで数値上、一部例外あり)。

 

 

ただ、ポケモンの種類によってどの能力の実数値がどこまで上げるか(以下「種族値」とする)が決まっているので、あくまでも「その種類の中では最強」ということになります。

 

例えば、ピカチュウ

 

ピカチュウ種族値個体値31の実数(レベル50時)は下記のとおりです。

 

 

・HP(種族値:35)[個体値31の実数:110]

・攻撃(種族値:55)[個体値31の実数:75]

・防御(種族値:40)[個体値31の実数:60]

・特殊攻撃(種族値:50)[個体値31の実数:70]

・特殊防御(種族値:50)[個体値31の実数:70]

・素早さ(種族値:90)[個体値31の実数:110]

 

 

続いて、個体値0の場合の実数です(種族値は変わりません)。

 

・HP(種族値:35)[個体値0の実数:95]

・攻撃(種族値:55)[個体値0の実数:60]

・防御(種族値:40)[個体値31の実数:45]

・特殊攻撃(種族値:50)[個体値31の実数:55]

・特殊防御(種族値:50)[個体値31の実数:55]

・素早さ(種族値:90)[個体値31の実数:95]

 

 

比較してみると、個体値31と個体値0では実数値で圧倒的な差がついています。

 

全能力の個体値が31のピカチュウは「ピカチュウの中では最も強いピカチュウ」ということです。

 

ポケモンの性格によって能力値補正が0.9~1.1倍と変化します。

 比較のため、個体値31側は1.1倍、0側は0.9倍で計算しています。

 何を言っているか分からない人はスルーでOK。

 

 

念のため、種族値の比較としてもう1体ポケモンを挙げます。

 

最近上映している「ミュウツーの逆襲」から、ミュウツーを挙げてみます。

 

ミュウツー種族値個体値31の実数(レベル50時)は下記のとおりです。

 

・HP(種族値:106)[個体値31の実数:181]

・攻撃(種族値:110)[個体値31の実数:130]

・防御(種族値:90)[個体値31の実数:110]

・特殊攻撃(種族値:154)[個体値31の実数:174]

・特殊防御(種族値:90)[個体値31の実数:110]

・素早さ(種族値:130)[個体値31の実数:150]

 

 

続いて、個体値0の場合の実数です(種族値は変わりません)。

 

・HP(種族値:106)[個体値0の実数:166]

・攻撃(種族値:110)[個体値0の実数:115]

・防御(種族値:90)[個体値0の実数:95]

・特殊攻撃(種族値:154)[個体値0の実数:159]

・特殊防御(種族値:90)[個体値0の実数:95]

・素早さ(種族値:130)[個体値0の実数:135]

 

個体値0だと「ミュウツーの中では最も弱いミュウツー」になりますが、個体値31のピカチュウと比べるとミュウツーの実数値の方が高いことが分かります。

 

これは、種族値の差が大きいためです。

 

ピカチュウは一般的なポケモンなのに対し、ミュウツーは伝説のポケモンです。

 

種族値は文字通りで種族で決まっているので、普通に戦えばピカチュウミュウツーを倒せることは有り得ません。

 

単純な強さを求めるなら種族値が高くて、かつ個体値の高いポケモンを見つけなければならないということになります。

 

 

 

どんな操作が必要か

理論上最強のポケモンを手に入れた後は対戦することになりますが、格闘ゲームFPSなどど違い、反射神経や手先の機敏さは全く必要ありません。

 

基本的にはポケモンが持っている4つの技のうちの1つを選択するか、もしくは別のポケモンにチェンジするかの2択のみです。

 

制限時間60秒以内に方向キーとAボタンを押して選ぶだけなので誰でもできます(ただし持ち時間は10分)。 

 

ただ、この操作を決定するためには様々な要素を考えていかなければなりません。

 

その要素を考えることが読み合いや駆け引きとなり、ポケモン対戦で最も盛り上がるところになります。

 

 

どんな要素で読み合いや駆け引きになるのか

 上でも述べたように全てのポケモンは技を4つまで使えることができて、技には「炎」、「水」、「草」のようにタイプが決められています。

 

またポケモン自体にもタイプが決まっていて、「炎ポケモン」、「水ポケモン」、「草ポケモン」といった感じです。

 

タイプにはそれぞれ相性があり、例えば炎は草に強いが水に弱く、水は炎に強いが草に弱く、草は水に強いが炎に弱いということになっています。

 

ただ炎ポケモンでも草タイプの技を使うことができるますし、水ポケモンでも炎タイプの技を使うことができます。

 

この要素が読み合い・駆け引きを発生させるのです。

 

 

通常、炎タイプと水タイプのポケモンが対峙したときは炎タイプが不利なので、炎タイプを所有しているプレイヤーは別タイプのポケモンへ変更を考えます。

 

草タイプを所有していれば、水タイプに強い草タイプへ変更するでしょう。

 

ここで水タイプを所有しているプレイヤーは考えます。

「炎タイプだから水タイプの技を出したいが、相手は別タイプのポケモンに変えてくるかもしれない。草タイプが出てきたら水タイプの技は半減されてしまうから、ここは相手が草タイプに変えてくることを読んであえて炎タイプの技を出そう」

 

この場合、炎タイプを所有しているプレイヤーが何も考えずに突っ込んでくる人だと、水タイプを所有しているプレイヤーが深読みをして失敗ということになります。

 

炎タイプ側からすると「炎タイプに炎技をぶつけてきた?何だこいつwww」ということになります。

 

相手プレイヤーの思考力がどの程度か予想して行動を選択することも対戦の醍醐味です。

 

 

戦い方は千差万別

どういう戦い方を目指すかで育てるポケモンも変わってきます。

 

例えば、私のように圧倒的な火力で相手を押し切りたい場合、攻撃や特殊攻撃の高いポケモンを選ぶようになります。

 

 

逆に、圧倒的な耐久力で相手の心を折ってじわじわとなぶり倒したい場合、HP、防御、特殊防御の高いポケモンを選ぶようになります。

 

 

他にも日本人に多いのが、皆があまり使っていないマイナーなポケモンで意表をついて勝ちに行くというスタイルがあります。

 

 

ただし、このスタイルで勝ちに行くにはプレイヤー自身の経験値、具体的には相手の行動を正確に予測することが必要になってきます。

 

 

 

まとめ

単純そうに見えて、意外に奥の深いゲームです。

 

ゲーム開始時には漢字表記かひらがな表記を選択できることから、任天堂は大人プレイヤーにも向けて開発している意図も読み取れます。

 

「激しい操作はしたくないけど、ちょっと人と対戦してみたい」という人にお勧めです。

 

 

余談ですが、今年の11月15日にSwitchで最新作のソードとシールドが発売されます。

 

 

ソードの方が人気らしいですが、私はシールドを買います。

 

キャプテン・アメリカが好きなら当然の選択です(唐突なMARVELこじつけで終わり)。