【鬼滅の刃】アニメ版から観ると面白い
「最近”鬼滅の刃”が流行っているらしいが、実際面白いのか?面白いなら、具体的にどういう風に面白いのか知りたい」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
この記事を書いている私は31歳です。
週刊少年ジャンプで面白いと言われた漫画はほぼ網羅していますが、”鬼滅の刃”はそれらと比べても何ら遜色のない漫画だと思います。
むしろハマり過ぎて、アニメ版を見終わった後に漫画全巻(19巻まで)を購入しました。
何がどう面白くてハマったのかを、ネタバレしない範囲で具体的に紹介していきます。
あらすじ:鬼にされた妹を人間に戻す話
主人公の炭次郎(たんじろう)が留守にしている間に、家族が鬼によって惨殺されてしまう。
唯一息があった妹の禰豆子(ねずこ)を助けようとするが、禰豆子は鬼になっていた。
炭次郎は”鬼殺隊”に入隊し、鬼を狩りながら妹を人間に戻す方法を探していく物語。
先にアニメ版から観ると、より面白い
アニメ版から観ることを断然お勧めします。
理由は主に、下記3点です。
・アニメ放映後に爆発的にヒット
・原作の絵があまり上手くない
・声優陣が豪華
アニメ放映後に爆発的にヒット
鬼滅の刃は2016年から連載開始されましたが、爆発的にヒットし始めたのはアニメが放送された2019年からです。
アニメ放映前のコミックス累計発行部数は約450万部であったのに対し、アニメ放映後の累計発行部数は約2500万部、2020年3月現在では約4000万部になったそうです。
このことから、「アニメの出来が良かったから原作も読みたくなった」という人が圧倒的に増えたということが分かります。
特に戦闘シーンに関しては漫画では表現し切れない動きを鮮明に表現しているので、観ていて爽快です。
一例を紹介すると、6回高速移動しつつ敵を切る”霹靂一閃・六連”という技は 漫画版だと1コマで終了ですが、アニメ版だと厨二心をくすぶる演出になっています(要は格好いい)。
原作の絵があまり上手くない
序盤は割とありきたりの展開で、かつ絵に関してもそこまで上手い部類ではありません。
物語が進むにつれて内容が深くなり絵も上手くなっていくのですが、最初の数話を読んだ程度では「何でこんなに人気なのか分からない」という感じでした。
実際、書店の試し読みコーナーで最初の1巻だけを読んだ嫁は「すぐに打ち切りになるのでは・・・」と思っていたそうです。
私自身も、娘がアニメを観たいと言うまでは存在すら知りませんでした。
なので、話題になっているからまず原作を読んでみようと思っている方は、少し拍子抜けする可能性があります。
アニメ版を観てから原作を読むとすっきり入れるので、まずはアニメ版をおすすめします。
※そもそも人気が出過ぎて、コミックスはどの書店にも在庫がない状態です(2020年3月現在)。私は書店で予約して購入しました。
声優陣が豪華
現在ドはまりしている私も、アニメの3話までは流し見でした。
きちんと見始めたのは4話目からです。
全身が手だらけの歪な見た目の鬼が登場しますが、この鬼の声優が子安氏です。
あまり小物になり過ぎず、かつ不気味な感じを出す演技が流石としか言いようがありません。
こいつが出てきてからは完全に引き込まれたので、流し見をやめてがっつり見始めました。
他にも、最初に出てくる雑魚鬼の声が緑川氏だったり、炭次郎の両親が三木眞一郎氏と桑島法子さんだったりします。
1話のみの脇役やほぼ回想シーンでしか出て来ないキャラクターなのに、凄い起用の仕方をしているのだなと感心させられました。
様々な漫画のオマージュがある
ところどころで「どこかで見たような・・・」というシーンがあります。
”るろうに剣心”をリスペクト
特に”るろうに剣心”(以下「剣心」とする。)について、かなりリスペクトしているような印象を受けました。
刀を持って戦うという世界観や、キャラクター同士のコミカルなやり取りからのシリアスなシーンへの緩急等です。
また、一部のキャラクターについては生い立ちや見た目がかなり似ているところがあります。
例えば、この悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)さんは、生い立ちがあるキャラクターとそっくりです。
ヒントは「念仏を唱える」ですが、剣心を読んでいる人なら一瞬で分かります。
そして剣心のキャラ同様、めちゃくちゃ強いです。
”ジョジョの奇妙な冒険”もリスペクト
もう1つ挙げるとすれば”ジョジョの奇妙な冒険”でしょうか。
鬼滅の刃に登場する剣術の基本は”〇〇の呼吸”であり、呼吸を極めることで身体能力を高めます。
生身の人間が身体能力の高い鬼に対抗する手段として、呼吸は必須の技術です。
これは、吸血鬼に対抗する手段としてのジョジョ1部と2部にある”波紋の呼吸”を彷彿させます。
また、どんなに強い鬼でも太陽の光を浴びると消滅します。
この点もジョジョの吸血鬼と同じ設定です。
敵がめちゃくちゃ強い
ある意味現実的で、そう簡単には勝たせてくれません。
炭次郎も驚異的な成長を遂げて強くなっていくのですが、敵も「そんな成長では足りないな」と言わんばかりに強い奴が登場します。
鬼陣営の”十二鬼月”と人間陣営の”柱”
ラスボスとは別に、特に強い12人の鬼は”十二鬼月(じゅうにきづき)”と呼ばれており、その中でも”上弦”と”下弦”に分かれています。
対して、特に強い9人の鬼殺隊隊士は”柱(はしら)”と呼ばれています。
十二鬼月と柱が主人公と絡んで戦っていくようになるのですが、強さの序列としては下記のとおりです。
普通鬼 < 一般隊士 < 下弦 < 柱 < 上弦
柱は人間離れした強さで、下弦の鬼程度なら基本的に瞬殺できます。
ただ上弦の鬼については別格で、100年以上入れ替わりがなく、歴代の柱を何人も倒しています。
作中でも「上弦の鬼は柱3人分に匹敵する」とも言われ、正攻法で勝つのはほぼ無理です。
この辺りの戦闘力バランスが適度な絶望と緊張感を与えてくれるので、見ていて全く退屈しません。
まとめ:アニメ版から観るとハマりやすい。どこかで見たシーンもあるが、王道のジャンプ漫画。
オマージュが苦手でなければ、間違いなく楽しめる作品です。
主人公にとって都合の良い設定も多少ありますが、私は問題ないレベルでした。
むしろある程度都合の良い設定があるからこそ、主人公になっているものだと思っています。
もしアニメ版を観るなら、U-NEXTかAmazonプライムをお勧めします。
簡単に違いを説明すると下記のとおりです。
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アニメや映画等をがっつり観たい人はU-NEXT、アニメや映画はそこそこでAmazonで買い物をよくする人はAmazonプライムといった選び方になると思います。
注意点としては、無料期間を過ぎてしまうと自動継続になるので、継続したくない場合はきちんと退会手続きすることをお忘れなく。
ちなみに我が家は現在Amazonプライムで契約中で、U-NEXTも別途加入検討中です。
レンタル店で借りた場合、ディスクに傷が付いていると止まってしまうことがありますが、この手の配信サイトだとそういうことが起こらないのも大きなメリットだったりします。