筋トレを行う最適な時間帯は決まっていない【ライフスタイルに合わせよう】
「筋トレを行う時間帯はいつが良いのだろう。朝が良いという人もいれば昼や夜が良いと言う人もいる。なるべく効率良く筋肥大できる時間帯を知りたい」
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
この記事を書いている私は、筋トレ歴15年です。
最初に筋トレを始めた学生の頃は夜を中心に行い、社会人になってから朝を中心に行っていますが、筋肥大は順調に進んでいます。
なので、時間帯にこだわる必要はないと思っています。
筋トレを行う最適な時間帯は決まっていない【ライフスタイルに合わせよう】
繰り返しになりますが、時間帯はいつでも良いです。
私自身は週3回筋トレを行い、そのうち2回は朝、1回は昼か夜に行っていますが、特に偏りなく筋肥大しています。
筋トレ方法と食事に関する知識をきちんと身に付けて継続できれば、時間帯は関係ありません。
では何故、筋トレは朝にやるより昼や夜にやる方が良いと言われるのか?
これについては一応理由があります。
主として言われるのは科学的な理由からですが、私の体感も含めてそれぞれの時間帯でのメリットやデメリット等を紹介していきます。
朝、昼、夜という時間帯の違い
朝の時間帯とは
科学的な話をすると、朝は筋肉を増大させるテストステロンというホルモンが多く分泌されているため、筋肥大に効果的と言われています。
その一方で、朝は体のエネルギーが枯渇しているため、筋トレをすると逆に筋肉が分解されてしまうとも言われています。なぜなら人間の体はエネルギーが枯渇すると、まず筋肉を分解してエネルギーを作ろうとするためです。
朝の時間帯がおすすめされない理由は、この「エネルギーの枯渇」というデメリットがあるためです。
朝のデメリット対策
そのデメリットをなるべく緩和させるため、私が実践しているのは次のとおりです。
起床後にすぐに朝食(食パン1枚)を食べ、プロテインを一杯飲むこと
そして約75分ほど待って体全体を目覚めさせ、ジムに行くという流れです。
75分というのはプロテインの栄養素が体に行き渡る時間、すなわち血管のアミノ酸濃度が最も高くなっていると言われる時間です。この状態で筋トレをすると、筋肉が分解されにくく、効率良く筋肥大できます。
同時に、枯渇しているエネルギーもこの時間である程度体全体に行き渡らせることができます。
また、起床直後の激しい運動は心臓に悪いので、75分空けることで体の調子が整えます。
まあ75分は目安程度に考えて、あまりガチガチに縛られないようにしましょう。
実際私は土日の朝にこれを実践していますが、大体7時くらいに起きて9時頃に筋トレを始めています。
昼、夜の時間帯とは
朝に比べるとテストステロンは少なくなると言われていますが、エネルギーが体中に行き渡っている時間帯です。
重量も朝に比べると重いものを取り扱うことができるので、筋肥大に効果的と言われています。
デメリットがほぼない状態なので、筋トレを行うには最適な時間帯です。
昼と夜の科学的デメリットはないが、ジムが混むというデメリット
ただし、多くの人は昼から夜にかけて仕事をしているので、昼に筋トレを行うのは現実的に不可能です。
となると当然夜にジムに行こうとなるのですが、考えることは皆同じです。
仕事終わりの人たちがジムに集結し、ジムは混雑するという大きなデメリットが発生してしまいます。
ジムが空いているのは朝
体感的な話ですが、朝はジムが比較的空いています。
もちろん場所等やジムの規模にもある程度左右されますが、私の住んでいる地域だと特に9時から10時くらいは一番空いている印象です。
逆に7時から8時くらいはまあまあ混んでいます。
出勤前に一発キメて行く人が多いためだと思います。
ちなみに、最も空いているのは早朝です。
以前朝の5時くらいに行きましたが、数人程度しかいなかったのでとても快適でした。
ただ、体を目覚めさせるために75分空けることを考えると、起床は4時頃になります。遅くても22時くらいには寝ないと死にますし、9時くらいに行ってもトレーニングに支障はなかったので私は早朝トレーニングはやめました。
早朝トレーニングは、その時間しか時間が取れない人や夜勤シフトの人等以外はしない方が良いと思います。
まとめ:時間帯はいつでも良い。継続しやすい環境を作ろう
基本的には、自分の取り組みやすい時間に思い切り取り組めば良いと思います。
ただ家族がいる方は、家族を優先できる時間帯に取り組む方が良いです。
健康のための筋トレと言っても基本的には趣味なので、家族からちゃんと理解を得ることが重要です。
特に子供のいる家庭だと、筋トレに行っている間は片方に世話を押し付けることになるので、あまり負担にならない時間帯を選びましょう。
この辺りをちゃんと話し合っておかないと家族仲が険悪になり、ストレスが溜まります。
ストレスが溜まるとコルチゾールというホルモンが分泌されて、筋肉が分解されてしまいます。
結局のところ、無理やり予定を入れて筋トレを行っても、それが他の要因によってストレスが溜まってしまうものだと意味がないので注意しましょう。
こういうことを書いている私は、平日の夜に1日だけと土日の朝にやることで、極力家族への負担を減らすという結果に落ち着きました。
ただ一つだけ、強引に解決する策があるとすれば、家で筋トレを完結させてしまうことです。
家で完結できるとなると、時間帯も思うがままです。
参考までに、家でできるトレーニング器具を載せておきます。
※家で全身をくまなく鍛えたい方向け。少し高めです。
※とりあえずダンベルとベンチだけで良いという方はこちら